自閉症の息子が泣いた映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」
「泣ける」、「心が洗われる」、などとネット上をざわつかせていた、すみっコぐらしの映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を子供たちと一緒に見ました。
すみっコぐらしは確かに可愛い!でも「本当に泣けるの?!」と疑問でしたが…。
我が家で誰が泣いたかというと、自閉症の息子のりん!!
初めて映画を見て泣きました!
感動したり、気持ちが切なくなったり、共感することできないと思っていたので意外や意外。
涙が出た本人もびっくり。
あらすじは「迷子のひよこのおうち探し」
※画像は映画公式サイトより
すみっコのキャラクター達は喋らないので、映画は井ノ原快彦さんと本上まなみさんのナレーション&ひらがなの字幕により進行していきます。
序盤はまったりゆるーい展開。
ひょんなことから飛び出す仕掛け絵本の中に入ってしまったすみっコたちが、桃太郎やマッチ売りの少女などさまざまな昔話や童話の世界へ迷い込んでしまいます。
そこで出会ったのは映画限定キャラクターの自分が誰で、どこから来たのかわからない一匹のひよこ。
少し灰色で何かを訴えかけてくるようなつぶらな瞳のこのコのお家をみんなで探してあげる物語です。
いよいよ感動のシーン
彼らはひよこの寂しさに共鳴し、お家を一緒に探しまわる。
それは、正義感や単なる優しさから生まれた行動ではない。
彼らもまたひとりぼっちのつらさを知っているから。
切なくてたまらないのだけれど、なぜか心が温かくなり、ちっちゃな彼らがお互いを思い合い、懸命に支え合う姿がたまりませんでした。
すみっコファンの子供達は、すみっコたちが頑張っているだけで、涙目もので、「すみっコ感」「ぼっち感」をこれでもかとこちらに連打し涙を煽ってきます。
今ならAmazonプライムで見れます。
息子は自分と重なって泣いていたのでは…
自閉症の息子のりんが、ひよこに共感して泣いたと言うより
自分と重なった部分もあったのではないかと思います。
見ながら「かわいそうだよ…。1人ぼっちにしたらダメだよ…。」と言っていました。
不安そうに、もうひよこを見てられないよ…といった感じです。
話が映画とはそれますが
最近、息子は気持ちがキューンと寂しくなったり、家族のことを思って泣くことが多いです。
これも成長だな…と思いながらも、自分じゃない人の辛さまで感じてたら気持ちがもたないよっと心配にもなります。
良くも悪くも優しすぎるんです。
人間としてのブラックな部分がなさすぎるんです。
もう2年生。自分を守るためにたまには都合よく考えたりしても良いと思うんです。
でも本当に真面目。それが自閉症なのか…、性格なのか…。
パパが自家製の燻製機でベーコンを作りました。
それでカルボナーラを作ってくれました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。