こだわりはどこまで許してあげればいいのか
自閉症の特徴である、こだわりについて書きたいと思います。
りんのこだわり
りんにもいくつかこだわりがあります。
現在のこだわり
- ゲームに没頭する
- 寝る時に必ず持っていくおもちゃのセットがある
- 朝のトイレにはゲーム機を持っていく
- どんな理由であれ遅刻したら崩れる
その他にもたくさんあります。
幼い頃のこだわり
- 1番じゃなきゃダメ
- 特定のお友達を叩く
など人に迷惑をかけるこだわりはとても疲れました。
療育施設に通っていたお友達のこだわり
- 物の位置がいつもよりズレているとダメ
- 給食は熱々じゃないとダメ
- スカートをはいている女の人にひっつく
お母さんはホントに困っておられました。
こだわりどこまで見守ってあげたらいいのか
ずっと続くこだわりどこまで許して見守ったらいいのか、先生に聞いてみました
生活に支障がない限りある程度は許してあげたらいい。
でも、ここまではダメという線引きをお母さんがしっかりすること。
昨日はして良かったのに、今日はダメとかは混乱するから。
こだわりはその時のブームなので、終わりがあります。
そして、また違うこだわりが出てきます。
つまり、ずっと付き合っていかないとダメだということになります。
こだわり行動への対応
生活に支障がでているこだわりに対して、自分では止めるきっかけがつかめずどんどんエスカレートしてしまう場合もあります。
その時の対応策について考えてみました。
信頼関係を築く
こちらの要望に応えてもらうためには、子供にとって大切な存在になることです。
自分にとって大切な人の言葉を聞き入れやすいからです。
交渉する
こだわり行動を巡って、子供は色んな要求をしてきます。
受け入れないとパニックになるなど課題はありますが、要求を丸飲みするとかえって後でそのツケを払わなければならないこともあります。
上手く交渉して交換条件を飲めるようになったりすることは成長のあかしです。
形をかえる
こだわりは撲滅を目指していても、より不都合な大きいものになってしまうこともあります。
そこで、今あるこだわりを不都合の少ないものに変えてしまう。
変更に関することわりの場合は、目に見えないほどの小さな変化を仕組んで少しずつ慣れさせていくとよいようです。
いつもやっている遊びなど、いつもと同じようにやることが心の安定をもたらすことは分かっていても、頃合いをみて少し変化を加えます。負担の少ない変化を与え続けることによって、変化になれるトレーニングができます。
自閉症のこだわり
常動行動している姿は、一生懸命没頭しているようにみえますが、実はリラックスしているようです。
人間だれでも癖をしている時は、ホッとしますね。
自閉症の人のこだわりは良いからこだわる、ということができます。
どんな人でも良いことは続けたいですよね。
人は誰でも良いことを大事にしたいと思います。こだわりを止めろと言われたら気分を害します。
良いと思っていることを「止めろ!」と言われたら、もっとこだわりたくなります。
「いくらでもやっていいよ」と言われたら「そんなにたくさんしなくてもこれで充分。もう止めても良い」という気持ちになるかもしれません。
こだわりを認めてあげることも必要なのかなと思っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。