文章を音読することが難しい子の改善策

成長日記

文章を音読することが難しい子の改善策

発達障害のあるお子さんは、文章を音読するのが苦手なことがよくあります。

  • 文字の区別がつきにくい。
  • 行を目でスムーズに追えない。
  • 文節ごとに区切って読めない。

息子のりんですが、小学生になり学校の授業や宿題で音読をすることが増えました。

初めは1文字1文字、声に出して読むことに必死でした。

しかし、少しの手間で教科書をスラスラと読めるようになりました。

今回はその方法を紹介したいと思います。

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やる気や努力不足ではなく脳のしくみに原因が

文章を音読する時に自分がどこまで読んでいるのかが途中で分からなくなって、言葉や行を飛ばしてしまったり、一文をどこで区切っていいかわからず、1文字ずつ目で追ってしまうために文章がスムーズに読めなかったりします。

他にも、形の似てるいる「あ」と「お」、「さ」と「ち」、「め」と「ぬ」などを見間違えることもありますし、漢字の読み方が覚えられず、たびたびつかえてしまう場合もあります。

これは子どものやる気不足や、努力不足といったことではなく、脳機能の偏りのために文章を適切な形でまとまりよく認識できないことから起こります。

文章の読み違いや読みづらさをなくす工夫を

まず、子どもがどういうところでつまずいているのかをチェックして、読み違いや読みづらさがなくなるように工夫してみます。

 

文節で区切ると読みやすい
例えば、教科書を読む場合、文節の区切りがわかるように印をつけておきます。

下記のように文節ごとに区切りを入れるとどこで区切ればよいの分かりやすくなります。

 

すき間の空いたシートでわかりやすく
どの行を読んでいるか分かりやすいように、すき間の空いたシートを使ったりするのも良いです。
今読んでいるところが文章のどの部分が分からなくならないように、厚紙に1〜2行分だけが見える窓をつけます。教科書などに当てて、移動させながら文章を読みます。
※幅の違うものを何個か準備しておいてもいいですね。
子どもが文字の読み違いをしている場合は、二つの文字のどこが違うのか、見分けるポイントを伝えるようにします。間違いがあったらその都度、子どもと一緒に確認します。
目で見たものを読むことに変換するのが苦手でも、耳で聞いたものだとすぐに覚えてしまう子もいるからです。これもその子の特性ととらえることができます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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