小学生になったりんは空気が読めるようになっていた
りんは、自閉症で空気が読めませんが、
信頼関係のある1人対1人では空気が読めます。
相手の話を聞き、思いやりもあり優しい言葉もかけれます。
ただ、全体となると空気は読めません。
全体とは大人数になるクラスや集団の中です。
今回は先日行った音楽会を見て、りんが「空気を少し読めるようになったな」と感じたことを今回は書きたいと思います。
全体の空気が読めない
大人数になるといつも言えてることでも言えなくなり、みんなの前に出てわけのわからないことを言ったりします。
落とし物があり、先生が「これ誰かか落としませんでしたか?」と聞くと、
りんが前に出て「俺が聞いてあげる」とわざわざ前に言って聞いてみたり。
でもそれは数時間前に先生に少し注意をされて泣いてしまい、
反省してるよアピールで先生の役に立ちたい!と思ったからなんですが。。。
幼稚園の時の音楽会では
幼稚園の年長の時に音楽会がありました。
りんは初めての音楽会だったので、どんな感じになるのかとても心配していました。
すごくテンションが上がるか、何かを引き金に崩れるか。
いつも極端なのでどちらかしかないと思っていました。
テンションが高い方でした。笑
周りのお友達はすごく緊張をしていて、これは当たり前ですね。
りんはとてもニコニコして入場してきました。
木琴を担当していましたが、叩くのもオーバーリアクション。
歌わなくてよい箇所でアカペラで歌うという、会場を爆笑の渦にしていまいました。笑
先生は「みんな緊張していたので、空気を和ごましてくれて良かったです〜」なんて言ってくれましたが、イヤイヤ恥ずかしかったです、空気が読めてないだけなんです。
旦那と娘は「りんが楽しかったらそれでいいやん。」となんと心が広いんだ!と関心しました。
ママ友に「りんくん頑張ってたね」「りんくん、可愛かったね」と言われるたびに、
私は正直、穴があれば入りたいくらい恥ずかしかった。
小学校の音楽会では空気をよんでいた!
先日、小学校の音楽会がありました。
小学生になると子供の人数も親の人数も半端なく多くなるのですごく心配でした。
旦那と「また幼稚園の時みたいにやらかすかな〜」なんて言いながら見に行きました。
すると、なんとあのりんが…
緊張した様子でサラッとこなしているではないか!!
人数が多くなるとテンションが上がり前に前に出たいりんが、良い緊張感を持てている。
自閉症の子はこの良い緊張感というのがとても難しい。
音楽会の日の朝に約束したこと
りんは、事前予告すると安心します。
そして注意することも真面目に守る方です。
- 間違っても誰も怒らないから、一生懸命やろう。
- ドキドキしてもふざけないようにしよう。
- 周りのお友達は頑張りたいと思っているからね。
空気を少し読めるようになった理由
小学校に入ってからです。
音楽会に行って気づいたのが、他の自閉症のお友達も崩れたりハメを外している子はおらず、頑張っている姿を見ました。
もしかすると、小学生になるとその負担が心を許せる家庭などに出てくるのかもしれませんね。
幼稚園ではあんなに荒れてたのに、みんなが見てるあの状況の中で崩れている子はいませんでした。
りんが少し空気を読むようになったのは、
自分が周りにどのように思われているかを意識するようになってからです。
なので、友達に真似をされて怒ったりもするようになりました。
そして、周りとの違いも少しずつ感じてきています。
自分だけ上手に話できない途中でやっぱりいいやって話をしないこともあります。
でもこれも成長です。
そんな時期がきたんですね。
親としてはまた違う心配が出てきます。
みんなと同じように出来るようになるのは難しいかもしれませんが、
りんのスピードで少しずつ出来ることを増やしていくことが私の役目なのかなと思っています。
今後は自己固定感を高くもてるように支援していく必要がありそうです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。