障害のことを周囲に伝えるべきかどうか〜ママ友に言われたこと〜
息子は小学2年生の自閉症です。
障害について近所やママ友など周囲に伝えていますか?
私は療育施設に母子通園で毎日通っていた時は
特に隠すものでない!周囲に伝えていった方が今後付き合いやすいと思っていました。
しかし、幼稚園の年長から地域に出てから
「あれ?障害の子に対してそんな風に思っているの?」と言わない方が良い人もいる。
見極めが大事だと思う事が多々ありました。
ママ友や幼稚園ママに言われたこと
幼稚園の年長から地域に出ました。
長女が通っていた幼稚園だったのである程度どんなママが多いが分かっていたつもりでした。
障害に対して理解してもらえなくても、不信に思われたりすることはないと思っていました。
しかし、その考えは甘かったです。
ある1人のママ友は「療育園のお母さん達で笑ったりすることあるの?」と。
障害を持つ親のイメージってそんな感じなの?
ずっと悩んで泣いてるイメージなんですね。
私は「暗い話なんて逆にしないよ。世間話や家庭の旦那の話とかいっぱいして笑っている事の方が多いよ」と言いました。逆に地域に出てからの方が笑えてねーわ!って感じです。
もう1人のママ友は中学の同級生です。
私の息子が自閉症だということも知っていて「いつもニコニコして可愛いね」「頑張ってたね!」なんて声をかけてくれていました。
ただ会話の中でポロッと出たんです。
そのママは「私の娘さ、いつも障害あったり問題ある子とペアーにされるんだよね〜」と。
生活発表会でもそのママの娘と息子がペアーでした。実際は嫌だったということになりますね。
息子のりんではありませんが、障害の程度が重たい子がいて先生がつきっきりになり他の園児への他害もある子がいました。
そのクラスのママ達は障害の子に手がかかりすぎて自分達の子が野放し状態になっていると怒りの抗議を始めたと聞きました。
そらそうです、そのお母さん達の気持ちも分からんでもないです。
先生の数も限られていて、べったりのその子だけに支援をつける事ができない幼稚園側の事情も分かります。
でも私的にはその障害の子とそのお母さんの気持ちの方がよく分かってしまいます。
そのお母さんには病気があり療育へ通わせる事ができないと聞きました。
迷惑をかけてしまっていることも分かっているし、幼稚園での居場所もない。辛い視線。見ていられませんでした。
逆に障害を周囲に伝えないとどうなるのか。
問題を起こした時に影で「あの子障害あるんじゃない?」「グレーじゃない?」などと言われます。
たくさん聞いてきました。
そのことを障害の子を持っている私にも言ってきます。
伝える相手を見極める事が大事!
伝えても障害の子という目で見られて付き合いを嫌がる人もいる。
伝えなくても、影で文句を言われる。
結果どちらでも嫌なことをいう人は言うという事です!
大事なのは伝える人を見極めていかないとダメだと言う事ですね。
児童精神科の先生に聞きました。
私「息子が学校で話し方やかわった行動をした時にバカにされたりいじめられたりする事が今後出てくると思います。本人が傷ついてからでは遅いのクラス全体に息子のことを理解してもらえるように先生からクラスのみんなに話しをしてもらった方がいいでしょうか?」
先生「それはしない方がいい。中には色んな親がいてるから。問題が起きてから先生に解決してもらった方が良い」と。
確かに障害について理解できない部分も分かりますし、私は分かってもらおうとも思っていません。
分かってもらうことは自分がその立場にならないと無理だと思うからです。
息子が生まれる前に友達から「私の子自閉症やねん」と言われた事があります。
その時の私は「そうなんだ…。」としか言えなかったのを覚えています。
大変だな…力になりたいな…と思いましたが、実際にはそのママの気持ちまで考えられませんでした。
でも実際に自分の息子が自閉症だと分かった時に、障害について知ろう理解しようと思いました。
なので長女のつながりで健常のお友達のママ友と遊ぶ時もありますが
息子が自閉症なのは知ってくれていますが、詳しい話はしません。
辛かった気持ち、大荒れしたこと、息子の障害のことは何も話しません。
その話をして向こうがどう返答していいのか…困る事が分かるからです。
大丈夫だよ!っと言ってくれても「大丈夫じゃない、何が分かるの!」と思ってしまうブラックな自分が出るからです。
そのママ友のことは好きですが、息子の障害のことまで分かってもらおうとは思っていません。
ちなみに療育園でのママ友と話をする時はガッツリと息子の話をしますし安心している自分もいます。
先日、パニックを起こした時に息子に言われた
「僕なんかが家族でごめん」と言われた事が私的にかなりキツくて…。
1番の支えでいなければいけない私が息子を追い詰めてそう言わせてしまった事。
その息子の気持ちをどう切り替えるか毎日奮闘しております。
息子の大好きなオムライスを一緒に作りました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。