人を叩く〜他害行為〜

成長日記

人を叩く〜他害行為〜

幼少期に1番悩んでいた問題行動、他害行為。

毎日母子通園で療育に通っていたので、

他害行為を止める、相手へ謝るの連続でしんどかったです。

自閉症のりんだけの問題なら仕方ないというか

日頃から人にだけは迷惑だけはかけて欲しくないと思っていたので

他害行為は辛いものがありました。

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叩くという行為は必ず理由がある

  1. かまってほしいから叩く、お友達や母親の反応を見たい場合
  2. 叩かれるから叩く
  3. 叩くという事が良くないことだと理解できていない
  4. 他人に何かを伝えたい場合、言葉でうまく伝えられない、分ってもらえないから叩く
  5. 周りがたたくのを見て真似をする
  6. 自分が叩かれること痛みを理解できない
  7. 自分の要求が通らない・好きだから(愛情表現)たたく、特定のお友達のみを叩いてしまう本人はスキンシップとして触っているつもりが力の加減が分からず叩いてしまう
  8. 他人を注意しようとした場合、注意する場合に適切な言葉が出せず、叩いたり髪の毛を引っ張ってしまう
  9. 叩くことで叩かれた人がビックリしたり、怒ったりした反応を見るのが楽しくて叩いてしまう
  10. 感覚として叩いてしまう場、感覚遊びのひとつとして他人を叩いてしまう
  11. イライラしたりストレスがたまっている場合
  12. フラッシュバックやタイムスリップ現象で過去のいやな記憶がよみがえって突発的に叩いてしまう場合

りんの場合は特定の相手(1人)のみでした。

その相手の子も他害行為がありました。

りんが他害行為をしていた理由として考えられるのは

  • りんが以前にそこ子に叩かれたり遊ぶ邪魔をされたから、過去の嫌な記憶から叩くようになった。
  • 叩いた後に笑っていたことから、そのお友達と私(母親)の反応を見ていた。
  • 学年が変わり環境が変わってすぐだったため、ストレスが溜まっていた。

対処法

できることとしては下記のような事があります。

  1. 叩かせない、叩く前に止める
  2. 叩くことは良くないことだという事をくりかえし教える
  3. 言葉や態度で表現させる、できたらほめる
  4. 他害に行きたくなったところで、ちょっと我慢することで叱られずに済んだという、成功体験を積み上げること

これを毎日してみましたが、りんの場合は他害行為は簡単には止まりませんでした。

当時4歳で言葉や態度で表現させることは難しかったのと

そのお友達に挨拶がわりのように手を出し、こだわりのようになってしまい

止めると余計にキツくなり「しないと気がすまない!」というような感じでした。

 

小児精神科の先生に相談しました。

いつも辛口のズバズバ言うベテラン先生ですが…

「止めても無理無理〜!言うても分からへん!」

「その子と離して関わらへんのが1番!」と言われて、

そんなの根本的な解決になっていない!と思いましたが、

当時のりんでは難しいと判断されたんだと思います。

「後々、成長に伴って分かるようになる〜」とのことです。

 

先生に言われて実践しました。

そのお友達のお母さんにも事情を説明して協力してもらいました。

なるべく療育中も見えないところで接触しないように心がけました。

接触してしまった時は、何も言わず無表情で叩く前に止める。

これですぐにりんの他害行為が終わりました。

おさまったらその子とは仲良くなり、こちらは振り回された気分です…。

その子への他害行為は終わりましたが、

次は違う相手と1番争いをするようになりました。

次から次へと…。いい加減にしてくれ…。

でも、とりあえず離す、無表情で止めるを繰り返すとそれも終わりました。

 

他害行為が癖になると大人になってもやめられず

どんどんテクニックを身につけることもあります。

大切なのは他害行為をやめさせることが出来るのは子どもが小さい時。

そして保護者しかいないということです。

とても難しいのですが、何が理由なのか…。

どうするのが最適なのが色々試してみて良かったと思います。

現在では…

現在2年生になりました他害行為は全くありません。

逆に友達に優しいすぎるくらいです。

自分がやられて嫌なことは相手も嫌だと理解できるようになったようです。

ただ、今では逆に人の痛みや辛さを見るのが怖い。

人ごとだと思えず同じような感情になってしまうという症状が出ています。

これも小児精神科の先生に聞くと

「この子は平和主義やからな〜」

「もめ事嫌いやからな〜」と。

いわゆる人間の因果関係が分かりづらいということです。

あの時のもめ事ばかり起こしていた頃とは変わってくれましたが

成長に伴って悩みは違ってきますが

その時その時に解決していくしかなさそうですね。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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