障がいの子供に対するいじめ問題
最近ニュースで障がいの子供に対するいじめ問題があり心を痛めておりました。
誰だって1人は嫌です。1人の方が楽、平気という子もいますが、それは1人になりたいからではなく色んなことがあり一周回って1人が楽だと感じているのではないかと思っています。
今回は言葉が未熟でコミニュケーションがとりにくい自閉症の息子が、学校で必死に自分の居場所をつくろうとしていることを知って切なくなった親心の話です。
学校生活で心配していること
自分の子供が幼稚園や学校に通っている時に、どのようなことが不安になりますか?
勉強、偏食、行事ごと、心配することはキリがないくらいありますが…
私は正直そのようなことは気にしないようにしています。
自分の子なので今までの様子を見ていたら、だいたいどんな感じなのか分かるからです。
でも、1番の心配は親が見えない部分の人間関係。対相手の部分です。
具体的には、話し方や発言でバカにされたり、いじめをうけないかが心配です。
自閉症児にとっては1番の苦手な部分ですね。
りんは、話し方が未熟で聞き取りづらく、発言もまだ幼いですし、場に沿わない不思議なことを言ったり、いじめられてしまう要素は持っているということです。
学校での自分の居場所を必死にみつけていた
りんは温厚でいつもニコニコしてしている感じの自閉症タイプです。
優しいのですが繊細で傷つきやすく、被害妄想があります。
なので家庭では失敗したり怒られそうなことは始めからやりません。
先生からの話では
休み時間はいつも自分から「入れて〜」と言ってドッチボールをみんなでしていますよ!
そうなんですか?!
ドッチボールは大嫌いで家では「やろう!」と言っても絶対しないのですが…
ただ自分でとったボールを投げずに慌てて友達に渡してしまうんです…。
りんの特性からして、ボールを相手に当てるのが怖い、失敗したら怒られる、ボールを投げるのが苦手だと思うんですが、多分、休み時間に1人になりたくない…。友達と遊びたいから嫌でもやる!!と思っているんだと思います。
友達から言われたことに傷つくようになった
幼稚園の時は友達にバカにされたり話し方で笑われたりしたころがありますが、本人はまだ分かっていない様子でその現場を見ている親の方が辛く、切ない思いでした。
しかし、小学校に行ってから友達に言われたことを気にしたり、傷つくようになりました。
これも成長ですね…。でもとうとう来たか…という感じです。
最近では、
- 話し方の真似をされた。
- 名前で遊ばれた。
- うるさいと言われた。
- 入ってくんなと言われた。
日曜日は嫌な夢をよく見るのか夜泣きをします。
「みんなが僕のことをアホやと言った」と泣いていました。
夢ですが、やはり心配してるんですね。
子供の世界は残酷
大人になると障がいのある人にある程度理解があったりしますが、子供達はまだ障がいというものを理解していません。
そのため普通に心のないひどい言葉を受けてしまうことがあります。
そして本人は傷つきとても残酷な世界だと思います。
りんの場合はパッと見た感じでは障がいを持っていることが分かりにくいです。
他の子からしたら、見た目は普通だけど、いつもニヤニヤして何考えてるのか分からないし、話し方もなんかヘン!わけ分からないことも言うし!という感じだと思います。
これからこんなこと山ほどあります。でも親は基本見守ることしかできないんです。
でも、完全にいじめだと思ったら私は行きますよ!絶対に。学校に乗り込みますよ。
いじめを防ぐには友達に障がいを理解してもらうことが大切
障がいを持った子が健常の子の中で過ごしていくためには
「障がい」ということを、他の健常の子供達に理解してもらうことが大切だと思っています。
私は、先生に「もしりんが、りんの頑張りではどうしようもないことを他の友達にバカにされたり笑われたりした時は、その友達にりんの障がいのことを説明して理解してもらって下さい。」と伝えています。
隠していこうとも思っていないので。
でも中には先生自体、障がいを理解していない人がいます。
長女のクラスの先生。生徒に「障がいって何?養護学校って何?」って聞かれた時に、
「脳の問題で勉強をみんなと一緒にできない子」と説明したらしいです。ただそれだけです。
長女はそんな説明では「ただ頭悪いだけ」とみんなとってたと思うと…。
ショックでした…。っということは、
まずは先生に「自閉症とは…自分の子供の特性を説明」していくことが必要になりそうです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。