朝、園に入るのをいやがる子どもの対処法

成長日記

朝、園に入るのをいやがる子どもの対処法

 

園に着いた時に、園内に入るのをごねて泣き出したり不機嫌になったりすることがあります。

自閉症のりんも、母子通園で療育園に通い始めた頃は、嫌だ!入らない!と引き返そうとして、こちらが止めると暴れて毎日大変でした。

頑張ろう!と思って来ても「ああ〜1日の始まりはまたこれか〜」と何回も思ったことがあります。

しかし、事情にあったサポートをすることで改善されていきます。

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園に入るのをいやがる事情①〜思考の柔軟性の欠如〜

いつも違う道を通ってきたり、いつもより早く着いたり逆に遅く着いたりすると、とたんに機嫌が悪くなり、スムーズに園に入って行けない子がいます。

変化に柔軟の対応することができないためで、怖くなってパニックになることがあります。

 

事情にあったサポート①

  1. いつもと別の道を通らなければならないときや、いつもより早く家を出たり逆に遅くなる場合は、事前に伝える。
  2. 何日か前、当日家を出る30分前など、伝えるタイミングは子どもによってさまざま。
  3. 本人にとってちょうどよい切り替えのための時間を探り、タイミングよく、どのようにいつもと違うのか伝えるようにする。

園に入るのをいやがる事情②〜感覚の混乱〜

おかあさんにしがみついていたり、泣いたりするのでお母さんと離れたくないからだと思われがちです。

「いつまでも甘えていてはいけない」と、無理やり園に入れられる子がいますが、これは甘えているのではなく、園が広い、うるさい、くさい、子どもたちの動きが不規則で刺激が強いなど、感覚の混乱している場合があります。

 

事情にあったサポート②

  1. 階段を踏んで保育室に入れるプランを立てる。
  2. 絵本コーナーやごく短い時間なら職員室などに行ってそこで活動が始まるまで静かに過ごす。
  3. 保育室で活動が始まる直前に、みんなが席に着き、室内が落ち着いたところで保育室に移動する。

プランが本人にあっていれば、安心して園に入って行けるようになります。

りんに対してプランを立てたこと

家から園に出かける時はご機嫌なのに、着くなり入るのを嫌がることが多かったです。

毎日同じ道を通って同じ時間に行っているのに、崩れるということは感覚の混乱が考えられます。

  1. 登園時間の1時間前に行って、遊具で少し遊んでから保育室に入った。
  2. 登園時間の1時間前に行って、誰も保育室にいてない時に用意を済ませた。
  3. 遅刻する場合は、家を出る1時間前に予告した。
    (あまり早く伝えると忘れる、直前では混乱する)

登園1時間前?!そんなの毎日続けてられない!と思います。

りんの場合ですが1年続ければ(長い?笑)、普通に入っていけるようになりました。

環境や感覚にも少しずつ慣れてきて、混乱を繰り返さないことで本人にも自信がついてきます。

 

地域の幼稚園や保育園に通っている場合は、先生に子どもが何に困っていて園に入ることが出来ないのかを見極め、伝えて一緒にプランを考えていくことが大切です。

 

感覚の混乱や情報処理の混乱によって園に入れないのは、4歳くらいまでの時期に起こりやすいことです。

子どもに言い聞かせたところで、本人の意識や努力ではどうにうもならないことです。

園にいきたくない理由を見極め、プランを立て環境を整えていくことが大切です。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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