自閉症児の家庭学習方法

成長日記

自閉症児の家庭学習方法

 

自閉症のりんは軽度知的障害があり、療育手帳B2です。

3歳でDQ55、5歳でDQ72です。

学校の学習についていけているのか。

宿題だけをこなして、家での学習は必要ないのか。

知的障害のある子供を持つ親として小学校に行ったものの、学校の勉強にはついていけるのか?
ついていけなくなって途中で勉強が嫌になるのではないか?など心配になると思います。
りんが小学1年生になって半年になりますが、学校の勉強にはついていけているのか、家庭学習方法について今回は書きたいと思います。
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りんの発達指数

【生活年齢5歳9ヶ月時点】

認知・適応 → 83(4歳9ヶ月)
言語・社会 → 59(3歳5ヶ月)
全領域発達年齢 → 4歳2ヶ月
全体的には、1歳半ほどの遅れがあります。
言語は特に低く、文章での話や理解は難しいです。
次回の更新は7歳なのでもうすぐです。
地域に出てから伸びたことも多いので、今回はもう少し上がっているかもしれません。

小学1年生の時点で学校の学習についていけているのか?

はい…ギリギリでついていけてます。
ただ、宿題をこなしているだけでは難しいです。
家庭学習も必要です。
りんは小学1年生で支援学級に所属しています。
まだ1年生なので取り出し(個別指導)はしてもらっておらず、ほぼ普通学級でみんなと同じように勉強が進んでいます。
  1. ひらがなは宿題だけでOKだった。
  2. カタカナ、漢字は宿題と家庭学習が必要。
  3. 算数の計算問題は宿題だけでOK。
  4. 算数の文章問題や読んで理解して解く問題は、1人で解くことが出来ない。ピントが必要。
  5. 日記はアドバイスをしながら、一緒に考えると書くことができる。
  6. 音読はゆっくり読むことが出来る。
  7. 支援級で療育(体育遊びや調理実習)をしている時には、他の生徒は普通授業をしているので参加できていない授業がある。

ひらがなやカタカナは幼稚園から読み書き出来る子が多いです。

りんは全く興味を示さなかったので、スタート時点ですでに差がありました。

家庭学習

算数
現在、繰り上がりの足し算を勉強中です。
下記のようにさくらんぼ計算という方法を習っています。

しっかり理解をして、計算可能です。

家庭学習は上記の宿題プリントと計算カードのみです。

国語
カタカナ
宿題だけでは無理でした。
家庭学習も必要になり、今ではここまで覚えることができています。
好きなポケモンのキャラクタ一覧を一緒に読んだり楽しみながら勉強しました。
漢字
1日2つ習います。
宿題は下記のプリント1枚で数回書くだけなので、もちろん覚えられていません。
宿題だけでは覚えられないので、ノートに何度か練習します。
汚くても問題ありません。
次に「うんこドリル」をします。
漢字が複雑な場合は、混乱します。
下記のように大きく分かりやすいお手本を使うのが良いです。
文字をイラストと照らし合わせて覚えられるようにすると覚えやすいです。
学校で漢字テストがあります。
間違い3つまで合格です。
合格できるまで何回もあります。汗
1回目
2回目
文章問題
これは先生にヒントをもらいながらしたものです。
りん文章問題はほぼ分かりません。

自閉症児の家庭学習のポイント

  1. 好きなことと勉強を結び付けてあげる。
  2. 1つの事を短時間で繰り返し勉強する。
  3. 分からないところをしっかりと見つけてあげる。
  4. 画像や動画、音声読みがある目や耳で楽しめる教材を探す。
  5. 予習を一緒にしてあげることで授業中の集中力がつく。
  6. 「今日はここまでして終わり」という学習予定を始めに伝えておく。

りんは小学生になった当初は、学習できる時間は15分でした。

しかし、今では1時間学習できています。

それは「今日はここまでしたら終わり」という見通しがたつことで頑張れているんだと思います。

同じパターンの学習方法がルーティンに入れば習慣がつきます。

 

しかし、親はずっと、つきっきりです…過酷です。

すでに1年生後半は読んで理解するような問題がたくさん出てきます。

しかし、諦めてしまうのではなく、計算と漢字だけは出来る!でも良いと思います。

本人がこれなら出来る!というものがあれば、自信をなくさず学習やテストを取り組めるのではないでしょうか。

 

精神科の先生には1年生後半からは難しくなってくるので、個別指導(取り出し)してもらった方が良いとアドバイスをもらっており、今後は先生に相談していくつもりです。

現状、大人数の中では聞き取れない、分からないまま進んでいくことがほどんどで学校だけではついていくのは難しく家庭学習が必要になっている状況です。

個別指導をしてもらうことが出来たら、りんのペースで進めることが利点で、私は1年遅れでも良いと思っています。

出来ないことが増えていくよりも、今出来ることを増やしていく方が大切だからです。

 

今後も本人が負担にならない出来る範囲で家庭でも学習をしていきたいと思っています。

自分の子供がどこまでなら負担にならないのか、見極めていくことも大切ですね。

今後のりんの学習状況についても報告していきたいと思います。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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