自閉症児がキャンプに行った時に出来るお手伝い
キャンプへ行った時、りんは自分の出来るお手伝いをしてくれます。
最初からお手伝いが出来た訳でもなく一緒にやる事で少しずつ出来るようになりました。
今回は子供と一緒に行って経験した中で、子どもでも楽しくお手伝いできることを書きたいと思います。
4歳から出来るペグダウン!
ペグダウンはハンマーでカンカン!と、おもちゃでもよくある男の子が大好きな作業ですね。
男の子であれば工具は大好きなはずです。
とはいえ、小さい子供がペグハンマーを振り回すのは少し怖い…
そこでプラペグによく付属しているペグハンマーを使います。
無い時はおもちゃのハンマーでもOK。
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これはとても軽く子供でも簡単に扱えます。小さい間は形だけで大丈夫。
ペグダウンが終わったペグを上からコンコンするだけでお手伝いしている満足感を得られますし、それまで使った事がなかったハンマーの使い方を覚えます。
少し大きくなったらゴムハンマーにレベルアップ!小学生になったらペグハンマーにレベルアップという風に道具をレベルアップさせる事で出来る事を増やして行きます。
今やペグダウンの場所を指定するだけで一人でペグダウン出来るようになりました。
5歳から出来る薪拾い
大人のいう事が理解出来るようになってきたら薪拾いに一緒に行きました。
子供が運べるサイズの薪で乾いた薪を探すコツを教えます。
子供に変わりやすい乾いた薪の見つけ方は枝を折ってみる事です。パキッ!っとキレイに折れれば乾いていると教えましょう!
最初は難しいかもしれませんが子供でも少しずつ見分けられるようになります。
キャンプ場以外の場所に入ってしまわないようにキャンプ場の範囲も教えてあげるといいと思います。
6歳から出来るお手伝い 料理
まずは材料(主に野菜)を切る事を教えました。
ナイフや包丁を使うので最初はずっと付き添って手の使い方や材料の切り方を教えました。
子供用包丁を使っていたのですが切れなくて逆に危なかったのでオペネルを使わせています。
きちんと使い方を学ぶ事で切れない包丁より切れる包丁の方が怪我しないように思います。
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料理を自分で作る事で料理の出来も気になりますし何より出来た時の達成感が共有出来るのがとても気に入っています。
ご飯を食べたら片付けも教えます。洗い物や乾燥も一緒にやります。
後片付けを一緒にする事で片付ける場所も理解し撤収のお手伝い参加してくれます。
小学生になったら薪割り(バトニング)に挑戦!
少しハードルが高くなりますが小学生なら出来ると思います。
大きな薪でナイフの背を叩くのは子供には難しいです。薪を掴む手が小さい。
そこでペグダウンで使った事のあるゴムハンマーとモーラナイフ(薪割り用)で薪割りをさせています。
ペグダウンでゴムハンマーの使い方は理解してるのでナイフの当てる位置や手の使い方を覚えればすぐに出来るようになりました。
大人もやると分かるのですがこれやってみると楽しいんです。パカッっと薪が割れる瞬間が気持ちがいい。焚き火の焚き付けを作るのは息子の役になりました。
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小学生になったら焚き火の管理を任せてみる!
これも親と一緒にやりましょう!焚き火の管理です。
まずは火が消えないようにするにはどうすればいいのか教えます。その後は少しずつ火力の上げ方や薪の入れ方など教えるのがいいかなと思います。
焚き火の管理をやり始めると煙や炎の怖さを覚えます。今まで気にしていなかった風向きにも気を使うようになりました。
焚き火には乾いた薪の必要性も理解しますし薪割りの重要性も理解してくると思います。
興味を持ってもらうのにいいアイテムがファイヤーブラスターです。
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これずっとふーふーやってます。薪を入れてはふーふーしてます。
絶対に吸い込まないようにだけ注意して上げてください。
焚き火の管理は料理にも繋がる事なので料理の一環としてもお手伝いになります。
お手伝いを通じて
初めは自閉症の息子にお手伝いをさせると、正直、倍の時間がかかります。
ですが根気よく出来ることから少しづつお手伝いをしてもらうことで、共に料理をしたり、火を起こしたりという喜びが分かち合えるキャンプになります。
家では関わってあげないといけないと思いながらも、やる事もないし〜と思ってしまいがちです。
しかし思い切ってキャンプに出て、火をおこなさいとご飯を食べれない、しかも、お手伝いしてもらわないとご飯も遅くなり困ってしまうという状況をあえてつくってみるものいいかと思います。
自分の寝るテントを建て、自分がご飯を食べるために火をおこす、美味しいご飯を食べるためにお料理を手伝う、全てが繋がってきます。
そして、自分が関わったことで家族と喜びと達成感が味わえます。
りんは、キャンプに行くようになってから、自主性かなり育ちました。
奈良県の洞川キャンプ場に行った動画をアップしました。
お手伝いもたくさんしてくれたので、良かったらご覧ください。