【進路の選択】普通学級と支援学級

成長日記

【進路の選択】普通学級と支援学級

自閉症のりんは、現在小学一年生で支援学級に在籍しています。

DQ73です。療育手帳、持っています。

特別支援学校と支援学級は悩みましたが、普通学級の選択肢はなかったです。

今回は支援学級について書きたいと思います。

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支援学級が対象となる障害の基準

知的障害

知的な発達が遅れているため、普通学級における指導だけでは能力や可能性を伸ばすことがむずかしい子どもたちが対象です。

個別的な指導や小集団で指導を行ったり、教科によっては普通学級で学習する機会もある。

情緒障害

自閉的傾向、情緒不安定など社会的適応能力が不十分な子供たちが対象です。

対人関係をうまく保てない、言語の発達が遅れている、特定のものにこだわる、環境の変化に対応ができにくいので、1日の生活の流れを理解させ、学習の手順や方法を習慣として身につけさせて、少しずつ集団の中で活動できるように支援。

肢体不自由

補装具によっても歩行や筆記等日常生活における基本的な動作に軽度の困難がある程度のもの

病弱・身体虚弱

慢性の呼吸器疾患その他疾患の状態が持続的または間欠的に医療又は生活の管理を必要とする程度のもの。

難聴

補聴器等の使用によっても通常の話声を解することが困難な程度のもの

言語障害

口蓋裂、構音器官のまひ等器質的又は機能的な構音障害のあるもの、吃音等話し言葉におけるリズムの障害のあるもの、話す、聞く等言語機能の基礎的事項に発達の遅れがあるもの、その他これに準じるもの(これらの障害が主として他の障害に起因するものではないものに限る。)で、その程度が著しいもの。

支援学級の体制は地域によって違う(知的、情緒の場合)

地域によって色んな体制の支援学級があります。

  • 自立を目標に療育的要素が多い(ほぼ学習なし)の支援学級。
  • 支援学級の教室はあるが、先生が少ない理由などでほぼ使われていない。
  • 基本普通学級で過ごし、苦手な教科だけ放課後に個別で学習指導
  • 基本は普通学級で過ごし、苦手な教科のみ取り出し。取り出しとは、苦手な教科のみ支援学級の教室に行って個別に学習指導を受けれることです。
  • 支援学級自体がない。

ちなみに、りんは基本普通学級で過ごし、ついていくのが難しくなった教科のみ取り出しです。先生は担任以外に加配の先生が1人います。

ほぼ加配の先生がついて勉強や学校での活動を教えてくれています。

連絡のやり取りも加配の先生です。

 

就学相談で、知的か情緒のどちらが対象になるのかも判断されます。

りんは療育手帳を持っているので、知的の方になりました。

知的は、情緒に比べて先生の数が多くなるので、支援が手厚くなります。

支援学級のメリット、デメリット

メリット

  • 普通学級の大人数では聞き取れないことも、少人数の支援学級では聞き取りやすい。
  • 学習が個別のため、質問しやすかったり個人のスピードにあわせて学習できる。
  • 落ち着いた環境で学校生活を送ることが出来る。
  • 普通学級でメンタル的に辛くなった場合など、支援学級に行くことで自分の居場所ができる。
  • 失敗経験が少なく、自己固定感が高くなる。

デメリット

  • 健常児との溝ができやすい。
  • コミュニケションの取り方のお手本が少ない。
  • 進路が限定されやすい。
  • 兄妹が普通学級にいる場合、兄妹のことで嫌なことを言われる可能もある。

りんが支援学級を決めた理由

りんが支援学級を決めた理由は、知的に遅れがあったのももちろんですが、

全体の指示が通らない、言葉の理解や、話をするのが遅れているからです。

これが出来ていないと、普通学級で過ごすのは難しいです。

知的に遅れがあっても、担任の先生の指示でみんなと動けている子は、普通学級に何人かいます。

 

支援級に入って1番心配なのが、長女のこと

長女は普通学級にいますので、弟が支援学級にいることでバカにされたりしないか心配でした。長女には何も関係のないことなので。

でも、長女に相談してみたら、

「そんなん、全然関係ないよ!」

「言うてくるやつおったら、生まれつき障害あって何が悪いん?!お前は悪いとこないんか!」と言う。

りんがいじめられてたら、助けてあげる!と言ってくれました。

親バカで申し訳ないのですが、弟思いの、本当に優しい子なんです。

りんの不思議な行動も、恥ずかしがらず「本人が楽しかったらいいやん!」と言える子です。

とは言っても、親は心配ですので、バカにされたりしないことを願って長女のことも守っていきます。

支援学級と普通学級を悩んでいる場合

もし悩んでいる場合は、支援学級を選択した方がいいと思います。

支援学級に在籍すると、学校での様子を下記のように詳しく教えてもらえます。学校で何かあれば、小さいことでも電話連絡してくれたり、親も安心です。自閉症の子であれば授業よりも、自由時間や休み時間が心配じゃないですか?その時に友達との関わりなども指導してくれたり、報告もしてくれます。

まず支援学級で学校生活の様子を見ながら、問題なく過ごせている場合は普通学級に行くこともできます。

そのような子、何人もいます。

逆に始めから普通学級で過ごしていて、しんどくなり支援学級に移動することもできますが、本人の気持ち的に出来ないから行くことになったと自尊心が低くなってしまうかもしれません。

 

これは親目線なので、子供の気持ちを確かめるのも必要です。

障害があっても「幼稚園からのお友達がたくさんいてるクラスがいい!」と言うかもしれません。

りんは、お友達が一緒よりも静かで楽しいことがいっぱいのところが良いと言っていました。

最後まで、読んで下さりありがとうございました。



 

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