自閉症りんのお金トレーニングについて考える
りんはデイサービスで、大きいショッピングモールに1000円を持ってお買い物に出掛けました。
家族と一緒にお買い物に出かけたことはたくさんありますが、お友達や先生だけとお買い物というのは初めてでした。
「今日は1000円で何をお買い物してくるかなー?」と楽しみにして送り出しました。でも、1000円って、りんの1番欲しいもの(ゲームソフト)は買えないし、多分お菓子はいらないと言うだろうし、難しいなーと思っていました。
りんの初めてのお買い物
結果、りんは何も買わずに帰ってきました。
先生が最終、1000円で買えるおもちゃを勧めてくれても、「おもちゃは家にいっぱいあるから、いらない!」お菓子を勧めてくれても「お腹空いてないから、いらない!」と言ったそうです。
「何しに行ったんやー!!」笑
とツッコミました。
お買い物の療育目的
デイサービスの療育内容としては、下記の目的になるのかなと思います。
- 1000円以内で自分で好きなものを選べるか。
- 自分の財布からお金を出して、お釣りをもらったり店員さんとのやりとりを経験をする。
- 一緒に行っているお友達の買いたい物や意見を聞きながら、店をまわったり一緒に行動できるか。
- 欲しいものが1000円以上のものなら、諦めて違うものを選択できるか。
お買い物を通して学んだこと
毎日私たちが何気なくしているお買い物ですが、考えてみるとこんなに色んな要素があるんですね。
そして、自閉症の子にとっては簡単なことではない気がします。選択したり、やりとりしたり、苦手なことだらけです。
でも将来、生活していく上で避けては通れないことで、今から少しずつの訓練が必要な気がします。
りんは、お菓子売り場に行っても、冒険せずいつも決まっているお菓子を選びます。お誕生日にプレゼントを買いに行っても、たくさんある中で自分の欲しいもの1つだけを選ぶことが難しいです。
今回りんは、何も買わずに帰ってきましたが、考え方によっては勧められてもいらない物は「いらない」と言ったことも偉かったのかなと感じています。
将来、親が居なくなった後、自分で頑張って働いたお金、残してあげたお金を(今のところ残してあげれそうにもないのですが。笑)詐欺にあったりしないように、「いらないものは買わない!」という力も必要だと感じています。
でも、綺麗なお姉さんに言われたら、ダメだったりするのかな(;´д`)将来、お金の話をしてくる人には、注意するように言っておかないとですね。
学校での算数も大事ですが、自立に向けてお金の計算や管理が出来るように、今から少しずつ勉強していくことを目標にしたいと思います。
この本おススメです。
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読んで下さり、ありがとうございます。
続く