りんとドッチボールの練習

成長日記

りんとドッチボールの練習

りんと長女と久しぶりに庭で遊ぶことになり、長女がドッチボールをしよう!と言ってきたので3人ですることになりました。

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ルール

外野と内野と分かれましたが、あまりルールを理解していない?ような感じでした。「外野は内野に入ってきたらダメやねん」と言っても「分からない」とのことでした。しかし、幼稚園からやってたはずなのに、おかしいな。と思っていました。おそらく線がないと分からないようでした。道路の柄で「ここからは出たらダメ」と曖昧なルールだったので分からなかったのでしょう。

「どこからから出たらあかんかハッキリ分からへんねん」と本人も教えてくれたらいいのですが、いつも「分からない」とザックリなので、こちらは分かってあげようと思ったら、いつも探偵なみの読みが必要になりますね。。。

なので、線代わりに縄跳びを伸ばしておいたら分かってくれたようです。

ボールの投げ方

りんの投げ方にびっくり!両手でボールを持ち、頭の上に持っていき、両手でそのまま地面に叩きつける投げ方でした。もちろん、すぐにワンバウンドするので、一生当てることはできなさそうです。

私「片手で投げてみたら?」

りん「ボールが落ちるから無理」

私「小学校の休み時間にドッチボールしてるんやろ?そうやって投げてるん?」

りん「うん」

そこから、私のスポーツ根性が目覚めてしまいまして。。。今から練習や!と1人熱くなり、ボールを投げるフォームから片手で投げる方法を必死で教えました。

教える方法

  1. ボールを持った右手を引き左手と左足は前に
  2. 体を横から前向きに回転させて投げる。体重は前足に
  3. 最後は手首を返しボールを放す

形としてはこんな感じですが、自閉症りんには「左足を前」などの口頭の指示は入りません。向かい合っても模範するのも難しいです。そこで、りんが今回1番偉かったこと、私を引っ張って僕と同じ向きでやってくれと、自分の横に並ばせました。本当は私が気づいてあげないといけないのに、自分の苦手な部分が分かっているんですね。偉かったです。

壁に向かって練習しましたが、上手くいかないと気持ちが折れてくるんですね。「暑い、お茶飲んでくる」と言ってなかなか家から出てこなかったり。ここで諦めるのは本人の中で失敗経験になるのが嫌だったので、なんとか「あと10回だけしよー」と声かけしたら、「10回だけやで?」と言われながらも、一緒に頑張ってくれました。実際は20回できました。若干、不安定で振りかぶりすぎですが、片手で早いボール投げれるようなりました。

嫌がられるかもしれませんが、毎日、本人の負担にならない10回程度は練習出来たらなと思っています。終わったらゲームができるという作戦、上手くいくかな〜。

りんへの想い

実際のところ、ドッチボールなんて出来なくていいし、ボールを投げれなくてもいいんです。

ただ、先生から「休み時間は外に出てドッチボールしてます」と聞いて、正直、りんは苦手なドッチボールをしたいわけではないはずです。りんは、小学校での自分の居場所を作るのに必死で、友達とも一緒に遊びたいんだと思います。

その中で、友達に「その投げ方何やねん!」と言われる時が来ると思います。そう言われた時に何も感じなければいいのですが、今のりんはきっと傷つくことになり、自尊心がどんどん低くなります。今後そうなると分かっていることに対して、親としては傷つく前にどうにかしてやりたいと思ってしまいます。

りんの場合、勉強はいつかついていけなくなくでしょう。真面目な性格なので、そこで自信をなくしてしまうと思います。その時に運動は人並みには出来る、運動じゃなくてもこれだけは他の子にに負けない、自信を持てるものを見つけてやりたいと毎日思っています。

ただ、何に向いているのか、何を好きになるのか、今の段階では全く分かりません。でも、自閉症だから出来ないとは思いたくないので、色んなことにチャレンジして親子とも傷ついたり、喜んだりしたいなと思っています。

毎日10回続けたらどうなるかな。。。もう嫌やって言うかな。すごいボール投げれるようになるかな。また進展があれば載せたいです。

 

読んで頂いてありがとうございます。

 

続く

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