2歳のりん

成長日記

自閉症の息子りん2歳から2歳半

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2歳 病院を受診

2歳になってすぐ、近くの有名な 精神科を受診しました。

1歳半検診で「相談されますか?」の言葉でずっと気になっていて

誰かに紹介されたわけではなく、飛び込みの初診で受診しました。

 

病室にはいるなり、号泣でした。

ただ、おもちゃが目に入り落ち着きました。

指差しなどのテストがあり、1歳半でしなかった指差しをしました。

色々な質問をされて答えましたが

結果、主治医からは

「まだ2歳なので分かりません。

自閉症の可能性もあります、次回2歳半にもう一度来て下さい」

2歳半 病院を受診

担当医は診断に関してすごく有名なおばあちゃんの先生でした。

何のテストや聞き取りなく、部屋に入った一瞬で診断するとは聞いていました。

その先生は診断している数が半端なく、歩き方や目の動き、息づかいで分かる、

なので6ヶ月の赤ちゃんでも診断してしまう先生だと聞いていました。

覚悟はできていました。

 

診断結果

「自閉症やな」一瞬でした。

「この子は多分lQは上がってくるで、高機能自閉症ちゃうかな。記憶力がなかなかええわ。ただ、頑固やでー。」

 

よく診断を受けた時に泣いたと聞いたことありますが

私はなぜか涙は出ませんでした。

1歳半からずっと悩んで考えてきたので、やっぱりか。。。どうしよう。。と、冷静でした。

正直、何も考えられなかった状態でした。

真っ白というか…、考えたくないというか。

受け入れられるわけがありません。

 

帰りの車の中で、旦那が「りん、大丈夫や。パパがついてるから」と言ったのを覚えています。

りんはいつも通り元気でそんな姿をみて切なく、愛おしく思いました。

 

私はなぜ健康に生んであげられなかったのか。

これからこの子は苦労して生きていかなければならないと考えると罪悪感と心配でいっぱいでした。

マイナスなことばかり考えて、「友達ができず1人になって寂しい思いをするんじゃないか」「結婚できないのではないか」色々考えてました。

 

でも旦那に「りんの人生をママの物差しではかるのはよくない」「結婚できなくても好きなことをみつけて本人が1人でも楽しいと感じれたらそれでいいやん」と言われました。

 

母親からの言葉

その当時、母親が癌で闘病中で余命半年と言われて、歩けなくなりました。

でも、抗がん剤をうけて戦ってきて3年生きてくれました。

 

その母親が「わたしも健常者から障害者になって親戚たちは可哀想にっていうけどそれは失礼や、お母さんこうなっても幸せや。だから、りんのことも誰がどう思おうが、この子が幸せやったらそれでいいやんか。」

と言ってもらってから、覚悟ができました。

 

りんが幸せやと思えるように、環境を整えて幸せやと思える人生にしてあげることが私の仕事だと思い、切り替えて療育できる施設を探し始めました。

 

続く

 

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